「加圧トレーニング」カテゴリーアーカイブ

加圧トレーニングの効果④アスリートのパフォーマンスアップ

アスリートの方こそ、一度体験していただけば、加圧トレーニングがこれまでの常識を覆す画期的なトレーニング法であることをご理解いただけるのではないでしょうか。

美容・ダイエットの手段として人気に火のついた加圧トレーニングですが、決して体の見た目の変化のみを目指すトレーニングではなく、パフォーマンス(能力)アップの面でも優れたトレーニング方法といえます。

各競技のそのままのフォームで筋トレができる

加圧トレーニング最大の特徴は、「軽い負荷で筋力を鍛えられる」こと。極端な話、ダンベルなどのウエイトを使わなくても、加圧ベルトを巻いて体を動かすだけでも筋トレが可能です。

実際、通常なら筋肥大が起きない(筋トレ効果がない)ウォーキングにおいて、加圧状態では筋肥大が見られたとの研究結果も出ています。

この特性により、加圧ベルトを腕や脚に巻いた状態で、例えば野球のシャドウピッチングをしたり、ゴルフのスイングをするだけで、その動作に必要な筋肉をバランスよく鍛えることができるのです。

従来のトレーニング方法では、動作を解析して各部位ごとに筋トレをして、それとは別に反復練習をする必要があり、非常に時間がかかりました。それが加圧トレーニングなら、反復練習と同時に、使用するすべての筋肉をバランスよく鍛えることができるのです。

これまでもチューブやウエイトなどで負荷をかけながら素振りをする、シャドウピッチングをするというようなトレーニング方法がありましたが、この場合、実際の競技動作とは体の使い方が異なり、スピードが失われたりフォームが崩れたり、体の連動性が悪くなってしまう恐れがありました。加圧トレーニングであれば、競技とほぼ同じ動作ができるので、より実践的なトレーニングが短時間で行えるのです。

遅筋と速筋を同時に鍛えられる

遅筋と速筋を簡単に説明しておくと、継続的な動作を行うのが遅筋で、瞬発力を発揮するのが速筋。遅筋を鍛えるには、軽めのウエイトを繰り返し持ち上げるようなトレーニング、速筋の場合は重たいウエイトを一気に上げるようなトレーニングが行われます。

加圧トレーニングでは、この特性の異なる2種類の筋肉を同時に鍛えることが
できます。なぜそれが可能かというと、加圧トレーニングは「軽いウエイトで筋肉に強い刺激を与えることができる」からです。

例えば男性アスリートが2kgのダンベルでアームカールを繰り返すとします。軽々できてしまうこの運動の場合、通常なら遅筋しか使われません。しかし、加圧の場合、この2kgのダンベルがどんどん重たく感じられるようになり、遅筋だけでは持ち上げられず、自然に速筋も動員されて鍛えられます。このように軽いウエイトで遅筋と速筋を鍛えられるのは、加圧トレーニングならではの効果です。

この効率性に加え、速筋を鍛えるために重たいウエイトを使う必要がないという安全性(怪我の危険性が低い)もアスリートにとっては大きなメリットといえるでしょう。

持久力&回復力のアップ

パフォーマンスアップを望むアスリートにとっても、加圧は画期的なトレーニング方法です
血流を制限する加圧トレーニングでは、筋疲労の回復、乳酸の処理も制限されます。この状態でトレーニングすることで、乳酸への耐性と乳酸処理能力が高まり、持久力、回復力ともにアップします。

効率的に瞬発力も持久力も高められ、しかも安全な加圧トレーニングは、あらゆる競技のアスリートにとって、画期的で有効なトレーニング方法となるでしょう。野球、サッカー、水泳、陸上競技、フィギュアスケート、格闘技などの競技者および監督、コーチの皆様、ぜひトレーニングメニューに加圧を取り入れてみてください。伸び悩みや故障の問題を抱えている方も、一度ご相談ください。

(加圧インストラクター・健康運動指導士/桂建三)

加圧トレーニングの効果③肩こり・腰痛・膝痛などの不定愁訴ケア

肩凝り、腰痛、膝痛などの不定愁訴でお悩みの方は、接骨院や整体で運動をすすめられた経験がおありなのではないでしょうか。

デスクワークなど長時間同じ姿勢を続けると、筋肉が萎縮して血行が悪くなります。その結果、肩や腰などに疲れがたまって痛みとして現れます。 また、筋力が低下すると、腕や頭、上半身の重みを肩、腰、膝の筋肉が支えきれず、肩こり、腰痛、膝痛になりやすいといえます。

① 筋肉を活性化させて血行を促し、回復力をアップさせる。
② 自分の体の重みを支えられるように、筋力をアップする。
という点で、運動は不定愁訴ケアの基本なのです。

不定愁訴対策にはどんな運動が良いかというと、簡単な体操だけでもある程度は効果がありますが、加圧トレーニングならより効果的なケアが望めます。

  • 加圧トレーニングの血行促進効果

加圧トレーニングは、専用のベルトで血流をセーブした状態でトレーニングを行います。

その後、圧力を抜くと一気に血液が流れます。これにより滞っていた老廃物なども押し流されて血行が促進され、新陳代謝も促されます。

つまり、疲れが回復しやすい状態、コリにくい体になる訳です。

  • 関節に負担をかけない加圧トレーニングの効果

膝痛の方でも加圧トレーニングなら、関節に負担をかけずに脚の筋トレが可能です
腰痛予防のために運動が良いといわれても、腰が弱いと運動そのものに恐怖感を覚えてしまうもの。「腰痛予防のためのトレーニングで腰を痛めてしまった」というようなこともあり得ます。

膝痛の方でも加圧トレーニングなら、関節に負担をかけずに脚の筋トレが可能です。
特に腰痛、膝痛は筋力の低下から生じることが多く、筋力アップによって関節への負担を軽減できます。しかし、一度痛みが出てしまうと充分なトレーニングができず、どんどん悪い状態になってしまいます。

そこで加圧トレーニングの「軽い負荷で重たいウエイトを使うのと同等の効果が得られる」という特徴が生きてきます。筋肉による支えが不足している肩、腰、膝に過度な負荷をかけることなく、安全にトレーニングできるのが加圧トレーニングです。

専門家の指導で安全にトレーニング

肩こり、腰痛、膝痛ケアとして運動は基本と書きましたが、無闇にトレーニングすると余計に症状がひどくなることもあります。

まずは柔軟性を取り戻し、周囲の筋肉から徐々に適度な運動刺激を与えて、専門的な知識に基づいた適切なトレーニングを行ってこそ、運動は不定愁訴の緩和になり得るのです。

肩こり、腰痛など思うように運動ができない方は、資格を持ったトレーナーの下で、安全にトレーニングをしていただくことが大事です。

不定愁訴でお悩みの方、快適な体を手に入れたい方、腰などに不安があるけど体を鍛えたい方など、加圧トレーニングを体験してみてはいかがでしょうか。

(加圧インストラクター・健康運動指導士/桂建三)

加圧トレーニングの効果② 美容とダイエット

加圧トレーニングはご存知の通り、美容・ダイエットの分野で高く評価されており、多くの女優、モデルの方たちも取り組んでいるトレーニングです。

なぜ加圧トレーニングが美容、ダイエットに良いのか。それを説明する前にまず、ダイエットにおける筋力トレーニングの必要性について説明します。

ダイエットにおける筋トレの重要性

トレーニングはウエイトトレーニングや腕立て伏せ、腹筋などのような「筋肉を育てる」筋力トレーニングと、ウォーキングやエアロビクスといった、「脂肪を燃焼させる」有酸素運動に大別できます。

脂肪を落とすダイエットには、有酸素運動が欠かせないのですが、その効果を左右するのが筋力トレーニングです。

筋肉量の多い人と少ない人が同じ有酸素運動を行った場合、前者の方が多くのカロリーを消費します。また、基礎代謝量(何もしていなくても消費されるカロリー量)も筋肉量に比例します。つまり、筋肉が多い人の方が、脂肪を落としやすいわけです

正しいフォームで十分量の有酸素運動を行うためにも、ある程度の筋肉量が必要です。「トレーニングをしているけど、全然効果が現れない」という方は、実は筋肉量が不足しているせいで、とても非効率的なトレーニングを行っているのかもしれません。
つまり、効率的なダイエットには、筋トレが重要なのです。

しかし、この筋トレ。本来は筋肉にある程度強い負荷をかけないと効果が出にくく、苦痛に感じる人も多いようです。また、運動習慣のない女性の場合、筋肉量が少なすぎて充分な筋トレが行えず、筋トレをするための下地作りが必要となる場合もあります。

ダイエットを望む方の加圧トレーニング

さて、そこで加圧トレーニング。その最大の特徴は「軽い負荷・短時間で充分なトレーニング効果が得られること」です。加圧トレーニングなら、現在は筋肉が不足していて腕立て伏せや腹筋が一回もできない女性でも、「脂肪が燃焼しやすい体作り」としての筋トレが、しっかりできるのです。

成長ホルモンでさらに代謝アップ
スタイルアップ、代謝アップのための筋トレが効率的に行え、さらに成長ホルモンの働きでダイエットが加速する加圧トレーニング
加圧トレーニングは「成長ホルモンの分泌を促す」ことが研究によって証明されています。

成長ホルモンには「炭水化物、タンパク質、脂質の代謝促進」、「体脂肪のエネルギー変換促進」という働きがあり、この点でも、従来のトレーニング法以上のダイエット効果が得られます。また、成長ホルモンによって新陳代謝が活発になるので、「美容・若返り効果」も期待でき、実際に肌艶がよくなったとの感想も多く聞かれます。

「誰でもしっかり筋トレができる」、「成長ホルモンの分泌が促される」。ゆえに、加圧トレーニングは美容とダイエットに有効なトレーニングということができるのです。

そもそもスタイルとは、筋肉の状態によってずいぶん変わってくるもので、眠らせていた筋肉を刺激してやるだけで、二の腕や胸、お腹、お尻のたるみはスッキリしてきます。加圧トレーニングに取り組めば、案外すぐにスタイルの向上を実感していただけるのではないでしょうか。

(加圧インストラクター・健康運動指導士/桂建三)

加圧トレーニングの効果① 生涯現役のために

加圧トレーニングというと、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。杉本彩さんや藤原紀香さんが人気の火付け役となったこともあり、「美容・ダイエットに良いトレーニング」と思われている方が多いのではないでしょうか。

確かに加圧トレーニングは、美容・ダイエットに有効ですが、それがすべてではありません。

そもそも加圧トレーニングとは、専用ベルトを腕や脚の付け根に巻いて血流を制限することで、実際の運動量以上の刺激を筋肉に与えるもの。

軽い負荷・短時間の筋トレで、ハードなトレーニングと同じ状態」を再現できるのが、最大の特徴です。この特徴が、様々な人に「筋力トレーニングの恩恵」をもたらしてくれます。

中高年の方の加圧トレーニング

まず加圧トレーニングをおすすめしたいのが、中高年の方です。
筋肉は鍛えていないと、歳を取るに連れてどんどん衰えていきます。すると歩くのも億劫になり、日常生活における運動量が大幅に不足し、様々な不調を引き起こします。つまずきや転倒、腰の湾曲なども、筋力の低下がその原因となります。

 このような方は特に加圧トレーニングがおススメです。

  1. 腕立て伏せで鍛えようとしても、腕立て伏せ自体ができない
  2. 腹筋をしようと思っても起き上がれない
  3. スクワットをするとひざが痛くなってしまう 

膝や肩などの関節が筋トレの負荷に耐えられず、逆に体を痛めてしまうことにもなりかねません。

そこで、「軽い負荷・短時間で充分な効果が得られる」という特徴が生きてきます。加圧トレーニングでは、中高年の方でも無理なくできる体操程度の運動で、しっかりと筋肉を刺激することができるのです。

加圧トレーニングの特徴

  1. 軽い負荷・短時間で効果的に筋肉を鍛えられる
  2. 成長ホルモンにより筋肉の成長を促進させる働きがある

無理なトレーニングで体を痛めてしまっては元も子もなく、つらすぎるトレーニングなど、そうそう続けられるものではありません。
生涯現役として、豊かな人生を送り続けるために、加圧トレーニングをぜひ、生活習慣として取り入れてください。

(加圧インストラクター・健康運動指導士/桂建三)